園だより2021年9月号

      2021/09/25

9月園だより

園だより2021年9月

園長の挨拶

乳幼児の発達の段階について
今月は乳幼児の発達についてのお話です。発達は遺伝と環境が相互に影響し合って進むものですが、要素によって遺伝的影響が強いものも環境的影響が強いものもあります。たとえば身長などは遺伝的影響を強く受けます。

一方、汗腺の数は生後2年位の環境の影響を強く受けます(赤ちゃんの頃にエ
アコンで温度を一定にしてあまり汗をかく経験をしないと汗腺の数が少なくなります)。私たちの顔が一人一人異なるように、子どもの発達や成長には個人差があります。けれども、大きな視点でみると、およそこのように人間の子どもは発達をしていくという共通の道筋も見えてきます。その時々の発達の課題と言われているものもあります。ドイツの発達心理学者エリクソンによる子ども時代の発
達の課題について紹介します。
① 乳児期(誕生から 15 ー 18 ヶ月くらいまで)
乳児期には、保護者と過ごす日々の中で様々な感情を持ちます。例えば、安心、不安、恐怖などの感情です。その中で、保護者がしっかりと不快や不安のような負の感情を取り除くことより、保護者に対する基本的信頼感を得ることができます。基本的信頼感を獲得することができた子どもは、希望を持ち、今後出会う様々なものを「信じる」ことが可能になります。それに対し、基本的信頼感を得られなかった場合、負の感情は消えず、基本的不信感を持ち続けることになります。
②幼児期前期(15-18 ヶ月くらいから 3-4 歳位まで)
幼児前期では、「意識」を得ることが課題です。この時期は、自分で食事ができるようになったり、衣類も自分で脱ぎ着できるようになったりしてくる時期です。失敗したり、怒られたりしたらどうしよう、自分にできるのかなと不安になるのが自律性を得る段階で出てくる課題です。その不安を自律性に変え、自分でやってみる、やりたいとなればクリアです。失敗しても自分自身を受け入れてくれる環境が自律性を育みます。最近よく相談を頂くいわゆるイヤイヤ期もこの時期です。一般的には生後6ヶ月~1 歳半ごろに始まり、2 歳ごろにピークを迎えることから、「魔の 2 歳」とも言われています。3 歳ごろになると言葉を覚え、自分の気持ちをしっかり伝えることができるようになり、徐々に落ち着き始めます。
このように子どもには発達の段階があり、大人は子どもの成長を根気よく見守る必要があります。

♪今月の歌 ♪

♪やきいもグーチーパー
やきいもやきいも おなかがグー
ほかほかほかほか あちちのチー
たべたらなくなる なんにもパー
それ やきいもまとめて
グーチーパー
♪おおきなくりの木の下で
おおきなくりのきのしたで
あなたとわたし
なかよくあそびましょう
おおきなくりのきのしたで

◎ 今月の予定 ◎

1 日( 水 ) 身体測定
23 日( 木 ) 保育士研修(休園)
24 日( 金 ) 避難訓練

◎ 英会話レッスン ◎

新型コロナウイルス感染予防の為、今月のレッスンはお休みです。

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